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名言の話

H27.11月5日(木)


「なるほどきくものは耳であるが

 決定するものは、結局、心である」



という

ドイツロマン派の作曲家・シューマンの

名言ともいえる記述を



“ 音楽を聴く者にはあまりにも切実な言葉 ”



のひとつだと

作家の津村記久子さんが

以前、毎日新聞夕刊で取り上げていました。




後日

たまたま友人から

タイミングよく『名言』にまつわる本を借り


先日読んでいたら


著者のリリー・フランキーさんが

自身の好きな名言、味のある名言は



 「日常生活の中で
  
  無意識のうちに口をついて出たような言葉」


であり、さらに


 「考えられたものではなく、荒削りなまま
 
  ためきいきと一緒に押し出されたような
 
  本心のかたまり」



であり、その名言の意味よりも大切なことは



 「それを言った人の、その時の気持ち」



なのだという一節を、記していました。




そのくだりを目にした際


「ああ、あれはやはり

 立派な名言だったのだ…」


と、思い起こしたのが



今年の8月末。


シミ毎・佐野さんと取材「御朱印あつめ」で訪れた

久能山東照宮の

若い権禰宜さんの、ひとことです。



それは参拝の折

いまだ独身の私が社殿前で

『縁みくじ』を引き


おみくじの小袋に入っていた「勾玉」の色が


薄いむらさき色にも見えるし

淡いピンク色にも見えるという

微妙な色をしていて


判断を付きかねていたとき。



ここでなぜ勾玉の色にこだわるのかと言うと


この『縁みくじ』は

勾玉の色によって

異なる7つの「縁」を結んでくれるらしく


薄むらさきは、「勝利との縁」

ピンクは、「恋人との縁」


なので、そこは重要なのです。




すると佐野さんが

「私が聞いてみる!」と


だいぶ薄むらさき色寄りに感じる勾玉を手に


社務所にいた

若い権禰宜さんににじり寄り



この勾玉の色は

薄むらさき?

それともピンク?ピンク?ピンクなのか?



と、問い詰めると



追いつめられた

彼は


「ピ、ピンクと思えば、ピンクです…!」



という

優しさから生まれた

ひと言を放ってくれました。




「なるほどみるものは目であるが

 決定するものは、結局、心である」



シューマンの名言風に言うのであれば

そんな、出来事でした。






                 【編集:杉山】

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