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読書の話

H24.9月21日(金曜)


小学1年生の頃

まだ図書室が木造校舎にあったときの少ない記憶で

残っているのが

図書室内に設置されていた


図書ポスト。



ポスト傍らに用意された紙に


おすすめの本 ・ 出す相手(学年とクラスも) ・ 自分の名前


を書いて投函すれば


上級生の図書委員が

その手紙を相手まで届けてくれる…というものでした。


いま思い返すと

すごくいいなーと。


おすすめの本を書いて伝える行為も温かいし

おすすめの本の書かれた手紙をもらうのがまた嬉しい。




しかし、その図書ポスト

いつの間にか姿を消したような気がするのですが


いま思い返すと


ものごとの理解力に難ありだった私が


2年生の姉に宛てて



「また おかし わけてね」





図書ポストの存在意味を全否定して投函したのが

ポストがなくなった原因の1つではないかと

何十年の時を経て、焦ります。




というわけで、前置きの長い

「すすめられた本を読むのは楽しい」 という話です。




最近

編集・佐野さんに

「なかなかおもしろかったよ!」と、借りて読んだ文庫3冊。




『ミッキーマウスの憂鬱』

(松岡圭佑/新潮社文庫)



え?ここまで書いていいの?

ああフィクションだった。

うそ?バックヤードってそんな?

ああだからフィクションだった。



と、読み進めながら頭はその繰り返しで


結局



ディズニーランドに行きたくなる

…という、まんまと予想通りの展開なのですが


そんな

まんまとさせられるのもいい、魔法の国のお話です。





『コールド・ゲーム』

(荻原浩/新潮社文庫)


いじめに関わったクラスメイトが数年後、順々に

復讐されていくという話。



過激な復讐を繰り返す人物に

いじめに関わった主人公たちが、じわじわ迫っていく緊迫感。



とともに



いじめた側が

いじめた事実を過去の出来事として

まるでなかったことのように暮らしている


それは許されない。



ということを、強く感じました。





『彼女がその名を知らない鳥たち』 

(沼田まほかる/幻冬舎文庫)



後書きの書評に


「これを恋と呼ぶのなら、私はまだ恋を知らない」


さらに


「不安で落ち着かず、泣きだしたくなる」



のようにあり

私は読後、そこまで取り乱しはしませんでしたが



佐野さんと

「なんか、 後引く。 まほかるっぽいね」


と、話をしたように、まほかる作品は



ぞわっとする 輪廻 




の印象が、どろりと晴れない形で残ります。





読書の秋が始まりますねー


                           【編集:杉山】

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